毎日が経営学

テクノロジーをビジネスにするための考え方を書いていくブログ

大学職員の私が解説。オープンキャンパスの準備では何を調べるか?

f:id:landyny:20180821212818j:plain

 

高校生のなら、

進学したい大学のオープンキャンパスに行ったり、

行こうとしたりしていると思います。

 

そのオープンキャンパスにはどれくらい

意味があると思いますか?

 

たしかに、モチベーションをあげるために行くことは、

ある程度意味はあります。


「このキャンパスで大学生活を送りたい!」と強く思うことで、

受験勉強に熱が入るのならば、とても良いですね。

ただ、せっかく遠路はるばるオープンキャンパスに行くのなら、

学長のお話だけを聞いて、

雰囲気を楽しんだだけで帰るのではもったいないです。

オープンキャンパスの時間を有効に使うために、

事前準備をしましょう。

準備その1:何を目的にオープンキャンパスに行くのか?を整理する

そもそも、行く目的は何なのかをハッキリさせましょう。

モチベーションを上げるため!だけだと割り切るのも良いです。

それ以外にも、

  • 大学内の設備を見たい、
  • どんな雰囲気で大学生が過ごしているのか見たい
  • 大学生は大学で何を勉強しているのか知りたい
  • ある研究室から出てきた大学生の顔色が青くないか知りたい
  • 卒業する間近の学生が、明るい顔をしているのか見たい

などなど、何か知りたいこと、見たいこと、体験してみたいことが

あるはずです。

それらを整理しましょう。

 

 

 

準備その2:オープンキャンパスの日程の中で、大学生や先生に対して質問できるチャンスがあるか確認する

準備1で、雰囲気だけを堪能できればそれでよいと思った人には、

この準備は必要ないのです。

が、それでは物足りない人は、

こちら側から質問ができるのかを確認しましょう。

比較的少人数のグループで大学生が話してくれるような機会や、

教授が研究室を案内してくれるような機会があると、

とても良い。

それらは、質問をするチャンスです。

 

 

 

準備その3:質問する内容を考える+下調べ

大学生や先生に質問する機会があったら聞きたいことを、

リストアップしてみましょう。

 

例えば、大学生に対しての質問は

  • 将来、なんの仕事につきたいのですか?
  • 今の研究テーマを、仕事にするのですか?
  • なぜ、この大学を選んだんですか?

などなど、

その大学生の今後について、どんどん質問してみましょう。

その大学生の発言は、未来の自分の発言だと思えば、

どう思うかは分かるでしょう。

先生に対しての質問は

  • 最近は、どんな分野に興味をもつ学生が多いですか?
  • 先生の研究室は、どんな学生が多いですか?
  • 先生の研究室を卒業して活躍している人はどんな人がいますか?
  • 今、どんな学生が欲しいですか?

くらいでしょうか。

 

「今の高校生は何をすべきでしょうか?」

といった質問をした場合に返ってくる答えよりも、

「先生の研究室にはどんな学生が来てほしいですか?」

という、先生の自分事の質問をすると、

とてもリアルな答えが返ってきます。

場合によっては、厳しすぎる答えも。(笑)

 

その他の方法、卒業論文の検索

たとえば、Google Scholarなんかで、

大学名や大学の研究室の名前を入力すると、

たくさん論文が出てきます。

自分も数年後にこういう研究を行いたいか?

などを考えながら論文を調べることは、

とても有意義でしょう。

 

 

 

終わりに

オープンキャンパスについて書いていきましたが、

あまり凝りすぎて受験勉強の時間が削られてしまうのは、

本末転倒です。

息抜きをかねて軽く調べるのが良いでしょう。

有意義なオープンキャンパスにしてください。

 

 

そういえば私はつい先日、走ってきた汗だくの高校生に

オープンキャンパスの受付はどこですかああ!」

と大学内で聞かれ、はじめて今日がオープンキャンパス

開催していると知りました。

そんなもんです。(笑)

 

 

 

 

(おしまい。)

=============================

↓私、ランディーニの自己紹介です。

 

landyny.hatenablog.com

 

Twitterのフォローもぜひ。

twitter.com