毎日が経営学

テクノロジーをビジネスにするための考え方を書いていくブログ

「バリュー無い仕事をやめろ」と指摘されて、あらためて自分の仕事内容を見直してみた。

よく一緒に仕事の話をする先輩に、
「バリュー無いのに時間ばっかり取られる仕事やめや」
と言われました。


最近、大口の契約案件が多く、
かなり緊張感のある仕事が増えてきたのですが、
中には、あまりお金にならない仕事や、
お金になる可能性が低い仕事もあります。

社会人になって5年目、この技術移転・産学連携コーディネータの仕事は
まだ1年未満なので、ある意味で組織の歯車的な事務作業であったり、
しょうもないと言っては失礼なのですが、そういった仕事もあります。

ただ、私自身は、まだまだ若手ということだったり、
何事も経験だということで、
そういう仕事にも取り組んでいるのですが、
正直、時間ばかりが取られている部分もあります。

先輩が言っているのは、
そういう時間ばっかり取られる仕事を断って、
バリューある仕事に集中しろ、
という事なんだと思います。

この指摘を受けて、今の仕事を、どういう目的で取り組むか、
あらためて考えさせられました。

日々の仕事の目的をどう設定するか

目的の設定の仕方で、目の前の仕事の配分も変わると思いました。

  • 大きなビジネスをつくる
  • 多くの件数に取り組む
  • 自分の経験・糧にする
  • 組織活動を円滑にする


大きなビジネスを作ることだけを目的とするなら、
事務作業は事務職員にどんどんお願いして、
小口の案件は切り捨てて、
大きなビジネスになりそうな案件ばかりをやればいい。
選択と集中というやつです。

多くの件数に取り組むことを目的とするなら、
大きなビジネスになるかどうかを重要視せず、
数をこなせばよい。

自分の経験・糧にすることを目的とするなら、
一見無駄でも、自分が取り組んだ経験が無いのなら、
やってみるのもアリ。大きな案件でも小さな案件でも、
すべて糧になる。

組織活動を円滑にすることを目的とするなら、
歯車的に、時間ばかり取られる仕事も、
必要な仕事ではあるので、取り組む。


実際には、これらのバランスの中で仕事をしていくしか無いと
思うのですが、
そこがとても迷うところです。

あらためて仕事の目的を考えてみての結論

この仕事は、自分の経験・糧になるからやってみよう、という発想ですが、
チャレンジングな場合には有効なのですが、
意味の無い仕事に対しては言い訳として機能していることに気付きました。

全力で取り組めば、なんでも糧になるんだから、
これを目的と置くこと自体もおかしいですね。

あらためて、
やはり、大きなビジネスを目指して取り組んで、
組織に必要な雑用仕事はある程度する、
という方向性で行こうと思います。


なので、時間ばかり取られる可能性が高いと考えられる案件については、
いくつか断る・手放そう、と決めました。

じゃあどの案件を手放そうか悩むことになるのかなと思いましたが、
いくつか手放すことを決心したら、不思議なことに、
どの案件を手放したいかはすぐに決まりました。


すべての案件に取り組みたいけど、時間も労力も有限なので、
選択しないといけない。
これも意思決定ですね。