毎日が経営学

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シリコンバレーで新規事業開発をしていた人に聞いた成功のための3つの条件が、日本企業の風土と真逆だった

仕事で、シリコンバレーで長年新規事業をつくる仕事をしていた人に、
スタートアップなどで新規事業をつくるときに大切なポイントを
3点、教えてもらいました。
それが・・・
日本企業の真逆で。

その3つのポイントとは。



1:若いうちに大失敗をすること

大失敗の中身は聞けなかったですが、
おそらくはスタートアップに失敗するレベルの事だと感じました。

それに比べると、日本企業の社員は、
失敗しないように、
事前にリスクをゼロにするように努力する。。。。
リスクを取って挑戦して、
ほんのちょっと失敗しただけで、
周りの人から後ろ指をさされる。
スタートアップに失敗するのと比較すれば、
へでもないような失敗なのに。


若いうちの大失敗、
経験したくないけど、大失敗するぐらい思い切りやりたいですね。



2:職をかえること

1つの仕事ではなく、いろんな組織でいろんな仕事をすること。
日本でも、終身雇用を前提とした働き方をしようと考えている若い人は
減ってきたように感じますが、
それでも企業に安定を求めますよね。
例え終身雇用が事実上なくなってきてるとはいえ、
できれば、今の企業にずっといて、
ずっと収入を得られれば良いな、という感情がある人は
たくさんいると思います。

成功のために大切なことは、
今の仕事がずっと続けばいいなということではなくて、
職をかえていくこと。



3:コンペチター(競合会社の人)と話すこと

これが、日本の社会人にとってハードルが高いんじゃないでしょうか。
自分の会社のライバル企業の人を、
腹を割って話せということです。
日本企業って、
ほんとにクローズドで、自前主義で、
イデアも外に出さずにやろうとするんですよね。
でも、
例え同業他社のライバルであったとしても、
必ず企業ごとに強みは異なるはずなんですよ。
なので、コンペチターと業界の話や次のビジネスの話をすることで、
自社の強みとライバル企業の強みが明確になり、
自分たちがどこを攻めるのが良いのか、
明確になるんじゃないでしょうか。
口を閉ざしてないで、
積極的に考えていることを発信していくのが良いと思います。



私自身がどこまで出来ているか

この、
1:若いうちに大失敗をすること
2:職をかえること
3:コンペチター(競合会社の人)と話すこと

のうち、出来ていることは、
2の職をかえることと、3のコンペチターと話すこと、ですね。
2は、今で仕事を初めて6年目になりますが、
某P社グループでの医療機器研究と、某P社でのヘルスケアR&D、
そして現在の大学技術移転ということで、
新規事業をつくるという部分は共通していますが、
仕事はかわっています。

3の、コンペチターと話すことも、
私は抵抗がありません。
イデアだけというより、それ以外にも実行力の壁だったりがあるので、
あまり隠さずに話すタイプです。

1の、若いうちの大失敗は、まだですね。
これからスタートアップして、そして大失敗でしょうか・・・・。


この3点、意識してがんばっていこうと思います。