毎日が経営学

テクノロジーをビジネスにするための考え方を書いていくブログ

就職活動の戦略:企業が考えている新規事業を予想し、自分のアイデアを加えてアピールする。

就職活動の時、面接や履歴書やエントリーシートで、
志望動機とか、
自分の強みとかを、
書いたり話したりしますよね。

その時、どう自分の個性をアピールするのか、
悩むと思います。


そんなとき、
企業が考えている新規事業を当ててやる
という戦略は有効なんじゃないでしょうか。


「御社は、現在○○の分野への○○といった新規事業をお考えではありませんか?」
という風に。
さらに、
「私なら、○も加えて、検討しますね」
と、自分のアイデアも加える。


これが出来ると、企業からは

  • 世の中の動向・トレンドや、市場をわかっている
  • 自社の強みを理解している
  • 主体的に提案もできる

と思ってもらえるんじゃないでしょうか。


「経営理念に共感しました!」
とか言うより、よっぽど良いんじゃないなぁ。
経営理念に共感したと言うのであれば、
その経営理念が生み出すその企業の強みと、
そこから生まれる事業の話をしたほうがいいわけで。



そして、その考えにいきついた理由や、
この新規事業に取り組みたい理由などと、
自分の強みを絡めるといいんじゃないかな。

例えハズレてたとしても、一目おかれるんじゃないかなぁ。。。。。

という私の所感です。


例えですが、花札ばっかりの時の任天堂にたいして、
「御社はビデオゲームをお考えではありませんか!?」
なんて言えた人は、いないかもしれませんが。笑

新規事業マインドは、ミニオンから学ぶ。ミニオンはアントレプレナー!

GWにミニオンの映画、ぜんぶ見ました。笑
そして出ました、結論が。

ぼくが目指すのはミニオン

ミニオンはすばらしい新規事業マインドの持ち主。

  • 底抜けに明るい
  • 野心の顔、ワクワク顔
  • チームで団結する
  • 遊びに誘われたら、いたずら顔で乗る
  • 目の前に現れたおもしろそうなもに、怖がらずに手をだす

すごいすごいすごい。
新規事業をつくるために必要なマインドがこんなにあるよ!!



底抜けに明るい

イノベーション創出には、楽観主義が必要といいますよね。
楽観主義というのは、悪い意味ではなくて、
『きっと世の中はもっとよくできる』という想い。
底抜けに明るいミニオンは、これを持っています。



野心の顔、ワクワク顔

つくりたい事業、野心、そこへ向かうワクワクがありますよね。
ミニオンは、主である怪盗グルーのたくらみに、
ワクワク顔で乗ります。
この表情ができるかどうか。



チームで団結する

当然、新しい事業は一人では起こせないので、
チームで活動することは必須となります。

4作目の映画、『怪盗グルーのミニオン大脱走』で、
ミニオンが団結して脱獄するところがありますが、
ミニオンは目的のために団結する力も持ち合わせています。



遊びに誘われたら、いたずら顔で乗る

新しいアイデアは、たいてい未熟なもの。
それに対して、いきなり欠点探しをして、冷めた目で見ていたら、
いつまでたっても新規事業の種は育たない。

2作目の映画、『怪盗グルーのミニオン危機一髪』で、
仕事を終えたミニオン2人組のうちの片方が、
ポケットからゴルフボールを出します。
すると、もう片方のミニオンが、
『いいねぇ~~あそんじゃううぅ~~?』といった、
最高の悪乗り表情をするんですよね。
冷めた顔で否定するんじゃなく、
おもしろそうじゃん!っとのっかってみる。



目の前に現れたおもしろそうなものに、怖がらずに手をだす

新規事業をつくるとき、当然はじめに仮説はつくりますが、
どんどんブラッシュアップしていくもの。

ミニオンは、怪盗グルーのために働くけれども、
途中でみかけたおもしろいモノには、
躊躇なく手をだして遊ぶ。
でも、どこかで目的にもどる。
柔軟な寄り道ができる。



まとめ

ミニオンは新規事業創出にふさわしい。
投資家向けのプレゼンで、
私はミニオンのような性格です!
なんて言うと、ウケるかも。笑

【書評】『40歳が社長になる日』管理職世代が教えてくれないこれからの生き方が詰まっています。20代、30代の社会人におすすめ。


↓を読みました。

40歳が社長になる日(NewsPicks Book)

40歳が社長になる日(NewsPicks Book)


とっても良かったです。
ダイバーシティマネジメント、長時間労働、これからの生き方、
親からの文句、などなど
いろんな問題に触れながら、
これからの若い世代へ、熱いメッセージがつまっています。

  • 就職活動中の学生
  • 新社会人
  • 入社1年目~10年目くらいの社会人

あたりでしょうか。
「これからの時代、どうやって仕事していけばいんだろう・・・」
と悩む学生や、
「この仕事、このまま続けていいんだろうか・・・」
なんて悩む若手社会人に、とてもおすすめです。



  • 新時代のリーダーがもつべき10つの力のうち、自分が底上げしないといけないもの
  • キャリアタグを明確にし、自分の強みを周りにアピールしていくこと
  • 能力開発ではなく、機会開発を意識していくこと

あたりについて、考えを書きます。



新時代のリーダーがもつべき10個の力のうち、自分が底上げしないといけないもの

新時代のリーダーが持つべき10個の力は、(下記は私の言葉です)
1:課題設定能力
2:破壊的イノベーションが組織ないでつぶれないようにできる
3:新しい事を吸収する素直さ、伸びしろがある
4:自己効力感(未来に対する自信)がある
5:掛け算していく自分の強み、キャリアタグを明確に
6:多様性の需要と価値観の同一の力
7:違う分野・領域をつなげるストーリー作れること
8:熱量と共感のあるビジョンをつくることと、新しい芽に共感できること
9:権限の委譲とコーチングの力
10:意思決定の場数


この10個、どれ1つとして充分あるとは自信を持って言えないですが、
特に私が伸ばしていかないといけないものは
4の自己効力感と、
10の意思決定の場数だと思いました。

自己効力感とは、
未来に対して、
自分であれば、きっと困難な状況を乗り越えられるだろうという自信のことです。
自己効力感を上げていくためには、
小さな成功体験をつむこと、
成功者を隣で見て代理で体験すること、
他人から支援をもらうこと、
自信が健康であることが、
大切だそうです。

私自身、前の仕事で新規事業立ち上げ成功の経験をしたわけでもなく、
今の技術移転の仕事でも、大きく成功した案件がまだ無いため、
新規ビジネスの分野での成功体験はまだありません。
誰かがどんどん成功していく、その代理の体験は多くあります。
また、一定数ですが、応援してくれる人もいます。
また幸い、今は心身健康です。
今やっている仕事に集中して結果を出して、
自己効力感を上げていきたいです。

意思決定の場数ですが、
これは当然、経営者のようなポジションについたことがないので、
経営的な意思決定の場数を踏めていないことは当たり前ともいえます。
でも、経営者になりたいのであれば、どこかのタイミングで挑戦しないといけない。
その時期は、早いほうがいい。あたりまえですよね。

最近、大学の研究成果の事業化・技術移転はとても楽しいので、
1企業の経営者にならず、様々な技術を技術移転していく仕事をずっとしていても
いいのではないか、と考える事もあるのですが、
やっぱり、ハイスピードで成長していくために、
意思決定の場数を早期で踏むことが大切だと思うので、
意思決定者ポジションのポストが来たら、
逃さず掴みたいと思います。



キャリアタグを明確にし、自分の強みを周りにアピールしていくこと

本の中で、
自分の出来る能力を明確にし、それを掛け算し、周りにアピールすることで、
また成長の機会がやってくる、というふうに書かれています。

例えば、私の場合

薬剤師
 ×
企業でのヘルスケア・医療機器新規ビジネス経験
 ×
大学発最新テクノロジーの事業化・技術移転
 ×
チェロ(オーケストラ)大好き
 ×
コアなゲーマー

という風に、自分の出来る事やキャラクターを掛け合わせ、
希少価値を出し、
またそれを周りにアピールすることで、
『音楽をつかったヘルスケアビジネスだから、彼に任せようか』
というように、仕事をゲットしろ、ということですね。

私は、さらにそこへ
 ×
会社経営
を足したいところですねえ!笑


この、キャリアタグを自分で自覚し、それを周りに発信することは、
とっても大切だと思います。
そうすれば、まわりの人が関連分野の仕事を運んで来てくれるので。

伝え方が分からない人は、
「○○が楽しい、○○が好き」と言うと良いと思います。

例えば、
「オレ、ヘルスケアビジネスやったことあるから、
楽勝で事業化できるよ~~」
なんていうと、ちょっと残念な感じがしますが、

「昔、ヘルスケアビジネスやってて、めっちゃ楽しかった。
またやりたい。ヘルスケア領域が好きだねえ~」

こういう言い方であれば、
声をかけるほうも、かけやすいですよね。
この言い方、とてもおすすめです。



能力開発ではなく、機会開発を意識していくこと

能力の開発とは、例えば本を読んだりセミナーに参加したりして、
経営を学び、知識などを身につけていくこと。
機会開発とは、どこかの会社の経営に少しでも関われるチャンスがあったら、
積極的に手をあげること。

どうしても、自信の無さから、
「まずは勉強して能力をあげてからで・・・」
と思う気持ちがありますが、
やはり
「勉強したことある」
よりも、
「やったことがある」
のほうが何倍も自分の身になっているし、
まわりの人も頼りにしやすいのは明白ですよね。

だからついつい能力開発からはじめてしまいそうなところを、
思い切って機会をつくる。
機会が運よくめぐってきたら、Yesと言う。

これを意識したいですね。



おわりに

とても良い本でした。
経営者を目指す私にはとても良い指示書でしたし、
これから働くすべての人、
今働いている若手みんなに、おすすめです。

GWに良い本読めたね。

裁量労働で仕事していくために必要なのは、仕事は結果で勝負するという覚悟と自信

裁量労働制について、
定額働かせ放題とか、
定額さぼり放題とか、
いろいろ言われていますよね。

私は裁量労働制なので、
裁量労働制について、私の考えを書きます。



私にとっての裁量労働のメリット

・仕事の中身と成果に集中できる
・残業代などを考えなくて良い
・半日休んだりなど、自由に働ける

まず、私は年俸制裁量労働です。
どれぐらい努力したかや、どれくらいの時間働いたかと、
給料は無関係です。
なので、良い意味であきらめがつくんですよ。
残業代が出るような会社だと、どうしても残業代を稼ぐために
残業しようという発想が、少なからずありますよね。
でも私の場合は、残業をしても給料は変わらないので、
より生産性をあげてさっさと仕事を片付けようとします。

また、平日のうち半日をたまに休んだりなどして休養し、
より成果をあげる事に集中できます。

私には、裁量労働制はあっているんじゃないでしょうか。



裁量労働制の一般的なメリットは何か

なんといっても、時間の面で融通が利く事じゃないでしょうか。
ちょっとプライベートの事情で早く帰らないといけないとか、
朝遅く出勤するとか。
こういう融通が利くところが、良いんじゃないでしょうか。



裁量労働に向いていない人はどんな人か

・自分の仕事が終わったのに、気をつかって帰らない人
長時間労働を強要されるような人
・結果を出す覚悟ができない人

こういう人は、正直、向いていないんじゃないなかと思います。
定時になって、自分の仕事は終わったけれども、
周りがまだまだ忙しそうにしていて帰りづらい、なんて状況で、
なかなか帰れない人。気を使いすぎてしまう人。
自分だけ違うことをしていいんだろうか・・・・って考えてしまって
行動できない人は、裁量労働制は向いていないんじゃないかなと思いますね。
ここはマインドの問題なので改善可能だとも思いますが。

また、管理職側が、「あいつは裁量労働で残業代がいらないから、あいつに残業させよう」
というマインドの持ち主で、
長時間労働を強要される職場だったりすると最悪です。
そもそも、裁量労働は売り手市場のスキル保有者とか、
ひっぱりだこの分野に使われるのが良いと思いますね。
人海戦術の世界で使われたら、ブラックな未来しか見えませんね。

それから、
裁量労働制で自信をもって働くために必要なことに、
結果を出す覚悟をもつ
ということでしょうか。

何時間働いたかに関わらず、
仕事で結果を出していくんだ、という覚悟と自信。
これが無いと、やっぱり長く働いたことを評価してもらおうとか、
そういう思考回路になってしまいます。



裁量労働に大切なことは、仕事は結果で勝負するという覚悟と自信

何時間働いたかなんて関係ない。
短くても長くても、結果を出すために必要なことをして、
必死でトライアンドエラーを重ねて、
成長していく。
そのために、裁量労働制の時間の融通が利く点を存分に使うことは、
とても良いでしょう。



おわりに

議論の絶えない裁量労働制ですが、
メリットを受けられる人だけ、
つかっていけばいいんじゃないなぁ、と思います。