AIは自分の仕事を楽にするのか、それとも奪うのか。AIと共存するための考え方。
AIが自分の仕事を楽にするのか、奪うのかは、人によって違う
「AIによって、5年後には仕事のうち○割が奪われる」
なんて最近よく聞きますが、
自分の仕事はどうなんだろう?
と誰もが思っていますよね。
AIに奪われない仕事をもっていて、
かつルーチンワークに手を取られている人は、
AIが自分の仕事を楽にしてくれる、と考えられる。
でも、AIに奪われそうな仕事のみをしている人にとっては、
脅威でしょう。
そんな中、これからどうすればいいか。
そのときの1つの考え方を書きます。
自分の仕事を、4つの領域に分けてみる
横軸にクリエイティブ性の高さ、
縦軸に専門性の高さをとって、
おおまかに4つの領域に分けてみる。
1:専門性が高く、ルーチンワーク
2:専門性が高く、クリエイティブ
3:専門性が低く、ルーチンワーク
4:専門性が低く、クリエイティブ
自分がいま取り組んでいる仕事が、
1~4のどれにあてはまるのか。
また、領域1~4の仕事は、
AIに取って代わられる可能性はあるか。
領域3がAIに代替されることは、
簡単に予想できるでしょう。
決まりきった書類作りだったり。
また、領域1には、
例えば病理医による病気の診断などがあるでしょうが、
ここもAIに代替される可能性が高まってきたことを感じます。
領域4も、AIによる特徴量の抽出などが
代替してしまうことも考えられますよね。
領域2については、現状人間にしかできないと考えます。
私の仕事にあてはめてみる
今の私の仕事を棚卸すると、
・研究者の研究内容ヒアリング
・セカンダリー市場調査
・顧客インタビュー
・契約交渉
・提案資料づくり
・アポイント日程調整
これらを
それぞれの領域に分けてみると、
・研究者の研究内容ヒアリング
→領域2
現状、インタビュー力が問われるので、2としていますが、
1になる可能性はありますね。
・セカンダリー市場調査
→領域3
これは市場調査を依頼するだけなので、
そのうち自動化できるでしょう。
・顧客インタビュー
→領域2
人間からインサイトを聞きだすことは、やっぱり領域2なんじゃないかな?
・契約交渉
→領域2か1
交渉は、人vs人だから、2だと思いたいですが、
ニューメキシコ大学などは、適度にITシステムを導入して、
とても効率よくやっているので、危ういですね。
・事業化プランニング
→領域2
世界のトレンドや技術の発展性などから、
新規事業を仮説検証してプランニングしていく。
これはやっぱり領域2なんじゃないかな。
経営も2だと思います。
・提案資料づくり
→領域1
専門性はありますが、フォーマットはある程度あるので、
いつか自動化できるでしょう。
というかしてほしい!
・アポイント日程調整
→領域3
メールでアポ調整するのめんどい。
電話でもいいけど複数になるとめんどい。
自動化して。
大切なことは、AIに代替されない仕事は何かを考え続け、その仕事の比重を上げる努力をすること
領域2に時間を注ぎ、それ以外の仕事を減らしましょう。
領域2には何があてはまるかを考え続けましょう。
これにつきるんじゃないかな。
自分の会社では、どう頑張ったって領域2を増やせないんだったら、
退職するとか。
私の仕事の場合、事業化プランニング部分やインタビューが領域2だと現状は判断できます。
なので、それ以外の仕事に取られている時間を減らす努力をして、
領域2にかける時間を増やし、能力を高める事が大切だと考えます。
ただし、今の段階で領域2だと思っていたものが、
半年後にはそうではない可能性もあるので、
考え続けながら、大切なことに時間を割く努力をしていこうと思います。