毎日が経営学

テクノロジーをビジネスにするための考え方を書いていくブログ

時間をかけて最善な選択を目指すのではなく、今すぐベターな解を出して、動きはじめる

先日、夜に仕事の電話がかかってきました。
とある研究成果を事業化するために、いよいよ試作をして、
実証していく、そんな計画を立てている案件で支援している
先生からの電話でした。


内容は、なんとその試作を請け負います!と意気込んでいた
パートナー候補の企業が、急に難色を示し始めたとのこと。
前、口頭で打ち合わせた時はノリノリだったのに、
いざ本当に仕事をお願いしようとすると、倍以上の価格を
つきつけた上に、できる保証もない、という感じ。





で、どうしましょう!?という話でした。


計画の進捗状況から、もう急いで他の試作を請け負う会社を探すか、
計画を中止するか・・・計画を変更するか・・・
いろいろ、選択肢はありましたが、
どれを取るにしても、迷ってる時間も調べる時間も、そんなにありません。


そんな中で、目的と優先順位を意識して、
私自身、意思決定をし、先生へ伝えました。


ですが、それから数日してから、
「よく調べたら○○のほうが正しいやん!」
「この方法がベストやったのに!!!」
と、批判的なコメントというか文句を言ってきた人がいました。


そのコメントの内容自体は、正しい部分は素直に参考にするのですが、
そういう、「この方法がベストだ!」という指摘を、
後になってからしてくるような方に申し上げたい。


そのベストな方法を調べるために、大量の時間を費やしたのなら、
それはもう方法うんぬんの話に関係なく、遅く時間切れ。


大切なのは、とっても限られた時間の中で、ベストではなくベターな答えを見つけて、
それで行くと覚悟を決めて、さっさと動き始めること。


ベターではなくベストな答えを探そうとして無駄な時間を食えば、
ベターでさえなく、死亡になるでしょう。


最善を目指すのではなく、常に現在の範囲内でより良い方を選択をし、
その連続で前へ進む。
この姿勢が、大切なんじゃないかなと思うんです。


現在進行形でベターな解を出せるよう、がんばりたいもんです。