毎日が経営学

テクノロジーをビジネスにするための考え方を書いていくブログ

【書評】『読書を仕事につなげる技術』モデル化して本質を抜きだし、別のことに関連付ける力を鍛えよう!

読書を仕事につなげることが出来る人と、
出来ない人の差はどこにあるのか?

この本が、その理由を明確に説明してくれました。



事例から本質を抜き出し、別のことへ応用する力

例えば、
マグロの生態に関する本は、ビジネスに活かせるのか?
という疑問。

答えは、活かせます。

マグロの生態についての本の中で、

"マグロは寝ている時でさえ泳いで動いていないと、
死んでしまいます。"

という一文を読んだ際、
「へぇ~、そうなんだ。次の水族館デートで使おう」
という感想で終わってしまえば、
ビジネスに活かす道はなくなります。

ここで必要なのが、
事例から本質を抜き出す力。
別の言い方をすると、抽象化する力・モデル化する力。

下記のステップで考えをすすめてみましょう。



マグロは、寝ている時でさえ動いていないと、死ぬ

魚も寝るときは止まって休息することが常識だと思っていた

人間においても、休息の常識が通じないかもしれない

そういえばあの人、常に働いている。
分かった、あの人は働いていないと死ぬんだ!



このように、
マグロの事例から、
"休養の常識を覆す"へと抽象化・モデル化することで、
・人によっては、しっかり家で動かず休む必要がある
・人によっては、常に何かさせてあげないとストレスをためてしまう
だから、休養の形はそれぞれの人に合わせよう!

ここまで考えられたら、仕事で活かすことができますよね。


読書を仕事に自然とつなげられる人は、
これを頭の中でやっているんじゃないかな。

もし、仕事に活かすことができていないと思う人は、
この抽象化・モデル化を意識すると良いと思います。



著者は5箇所程度の転記を提案

おもしろかった点を5箇所程度、
Evernoteなどに転記し、
ビジネスへの応用可能性や、次にどんなアクションが考えられるかなどを、
記入する、具体的な方法を提案しています。



おわりに

自分のブログを見返していて、
読書以外でも、
このモデル化を日々意識すると、
とてもレベルアップするんじゃないかなと思います。

このブログ、"毎日が経営学"も、
日々起こる事例からモデル化して学び取ることそのものですね。

過去に書いたブログですが、
これもそのひとつかな。
landyny.hatenablog.com

今後意識して、たくさん読書し、書評を書きます。