毎日が経営学

テクノロジーをビジネスにするための考え方を書いていくブログ

合理性の無い「オールジャパンで新規事業」への違和感

技術移転の案件を担当していて、
しばしば出くわすのが、
「その技術、ぜひ日本企業でやりましょう!」
オールジャパンで進めましょう!」

みたいな言葉。

え?なんで?なんで日本に限定する?
そこに合理性があれば、良いと思います。
例えば、地理的に近くて連携がしやすいとか、
日本でやることで優位な点があるとか。

でも、理由は何もないのに、
日本を盛り上げるためにオールジャパンで!なんて言われても・・・。


今、担当している案件でも、
まわりの人が日本企業での事業化を前提としたようなものがあるのですが、
私は、
技術のポテンシャルを高く認めてくれて、
事業化をやり遂げる気があって、
同じマーケットやゴールを見据えることができて、
妥当な対価で契約してくれる企業であれば、
別に日本国内に限定する理由なんて1つもないと思っています。

これを、日本への裏切り行為だとは思わないし、
どんどん国内外問わずライセンスを受けて事業化したり、
共同研究してくれる企業がたくさんいてくれればいいと思っています。