毎日が経営学

テクノロジーをビジネスにするための考え方を書いていくブログ

社内向け技報なんて仕組みはなくしてしまえ。組織内向けの資料作成は最低限にしよう。

もう半年以上前の話ですが、
某製造業で働いていたとき、社内向けの技報というものがありました。
自分たちが行った実験やベンチマーク調査内容などを、
技報として残し、社内ネットで閲覧できるようにする仕組みです。
年あたりのノルマもありました。

個人で作成するので、私も技報を書いたのですが、
もう、この仕事がとにかく嫌で嫌で仕方なかったんです。

嫌で仕方なかったというか、技報を書く意味が理解できなかった。

自分の中で結論が出て、終わったものを綺麗にキッチリまとめるのに時間をいっぱい使うなんて、
なんて無駄なんだと思ってました。
そんなことする時間があるんだったら、次のアイデア考えようよ・・・。

技報を綺麗なフォーマットでまとめて、上司に判子まわりして、
ノルマを達成して喜んで、評価されて・・・みたいな仕組み、
ほんとにまるごと無くしてしまえいいと思いましたね。


今、働き方改革とか健康経営とか最速で決断するリーダー育成とか、
いろいろ言われて、具体的にどうすればいいかなどの話もされていますが、
こういう社内向け資料の大幅削減や、完成度の大幅下げは、
第一にするべきでしょうね。



今の大学での技術移転の仕事でも、
チーム内共有とか、
打合せなどでは、完成度の高い資料を用意しようとは全くせず、
議事録もカッチリ残したりしません。
同意したことや次へのアクションを箇条書きで明記し、
ホワイトボードの写真をそのまま添付して終わり。
これで十分ですし、今のところ特に困っていませんね。