技術移転の仕事をする人は株取引禁止?でもそれって個人の権利侵害じゃない?
技術移転の職場は、リリース前情報があふれかえっている
技術移転は、これから出願する特許や、まだ公開されていない特許も含めて、
企業にライセンス交渉したり、共同研究を企画していく仕事です。
当たり前ですが、プレスリリース前の情報が、
そこらじゅうにあふれかえっています。
すると、インサイダー取引をしてしまう機会も、
そこらじゅうにあるということです。
例えば、いよいよA大学とB社の共同研究が始りそう、という時に
B社の株を買う。
そして、A大学とB社の共同研究開始がプレスリリースされ、
株価が上がる、といった風に。
技術移転の仕事をする人は株を買うなという雰囲気がある
当然といえば当然なんですが、
技術移転の仕事をする人は、株を買わないようにしようね、
という雰囲気があります。
明確に禁止しているわけではないのですが、
やめておこうね、という雰囲気。
でも・・・ちょっとおかしくない?
株を買うなという事は、個人の資産形成・資産運用を邪魔すること
日本人は、余剰の現金を投資したりすることが一般的ではないので、
株取引を禁止されても、
何も思わない人が多いかもしれませんが、
仕事が何であれ株取引のすべてを禁止されることは、
個人の権利の侵害なんじゃないの?と思います。
当然、インサイダーを疑われた際に、
潔白である証拠を示せない状況に追い込まれる可能性を考えると、
やらないほうが無難ではあるでしょうが・・・。