「質問に質問で返す」というスキル。交渉が苦手な人必見、どんな種類の仕事でも使えるアドバイス。
日常生活でも、ビジネスでも、
質問に質問で返すことは、良くないことだと、
思っていませんか?
私も、思っていました。
ゲームでも、そう言われましたし。
(任天堂ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド開始すぐ)
ですが、質問に質問で返すことは、とても有効な1つのスキルだと気付きました。
そもそも、なぜ、質問に質問で返してはいけないと考えるのか。
その理由は、
- 答えないといけない気がする
- しっかりと答えられないと、バカだと思われる
- 失礼に値する
- どこかで習った
くらいでしょうか。
よく考えてみると、たいした理由なんてなんですよね。
質問に質問で返すスキルをどこで発揮するか
以前、ビジネスの契約交渉について書きました。
landyny.hatenablog.com
交渉において大切なことは、相手の背景ロジックを聞きだし、
その背景ロジックを変えてしまうこと。
その、背景ロジックを聞きだす、あぶり出す時に、とても使えるんです!
例えば、
特許のライセンス料交渉のときに、
相手「あなたが5%のロイヤリティだと考える理由はなんでしょうか?」
といった質問が来たとき、
こちら「ですから、5年で100億円程度の市場だと予想しており・・・・」
みたいに、必死になって、その質問を真に受けて、
5%に設定している理由をロジカルに組み立てようとしてしまいますよね。
でもちょっとストップ。
こちら「ふむ、あなたは5%は妥当ではないとお考えですか?どういった理由でしょう?」
と跳ね返すことで、途端に今度は相手が5%が妥当でない理由を
説明しないといけなくなりました。
もちろん、質問を質問で返すことばっかりを毎回やっていると、
さすがに嫌な感じになりますが、
適度に質問を質問で返すことによって、
相手の考えをどんどん聞くことができます。
ぜひ、質問を質問で返すことは悪だという発想は捨てて、
今日から1つのスキルとして、有意義につかっていけばいいんじゃないかなと思います。