毎日が経営学

テクノロジーをビジネスにするための考え方を書いていくブログ

ベンチャーを経営していくためには、自分にはコーチが必要だと思った。

先日、コーチング研修を受けました。

私は、大学の研究成果・特許を事業にする仕事をしているため、
研究者・発明者とよくコミュニケーションをとります。

そのため、研究者・発明者が考えていることを引き出したりするために、
コーチングを実践する必要があります。

コーチングとは、
教えることではなく、
相手の考えや相手のやりたいことを、
自発的に促して、自分で選択して行ってもらうことです。

この手法を学ぶために、研修を受けました。
具体的に何を学ぶかというと、
質問の仕方や聞き方ですね。


研修では、こちらがコーチする役をしたり、
コーチされる役をしたり、交互に取り組んだのですが、
コーチされる事のメリットを、身に染みて感じました。

研修の目的は、私自身がコーチをする手法を学ぶことでしたが、
私が成長していくために、コーチングしてもらうことが必要不可欠だと
気付かされました。笑


実際に、私がコーチングを受けて、自分の口から発した言葉に、
「あっ、そう考えていたんだ・・・」
と思うことがありました。


わたしが受けたコーチングと、私が答えたこと

覚えている範囲で書きます。

コーチ「将来のビジョンを教えてください。」
私「数年以内に、ベンチャー企業をやりたいと思っています。」

コーチ「なるほど。では、理想の自分と比較して、今は何点ぐらいでしょうか?」
私「うーん・・・根拠は無いですけど65点ぐらいでしょうか。」

コーチ「そうですか。では、65点をもっと高めていくためには、何が必要だと考えているんですか?」
私「そうですね・・・やろうと思えば出来るのに、踏み込んでないだけな気がするんですよね。」

コーチ「なぜ、踏み込んでいないのでしょうか?」
私「なぜ・・・力不足だと思っているんでしょうかね。」

コーチ「ではその、必要な力というのはどんな力だと考えているのですか?」
私「うーん、リーダーをやる力、でしょうか・・・」

と、このあたりで研修終了。

自分でも、思ってもみない事を言いました。
なるほど、リーダーの経験が必要だと考えていたのか・・・・と。

こうして、客観的に質問をもらえることが、自分の考えを整理するために、
とても重要だと思いました。


人はQandAで出来ている。

人は、毎日をQandAで生きているらしいんです。

Q「明日は何時に起きるんだっけ?」
A「8時に起きて、友達と会う。」

Q「この仕事、いつが納期だっけ?」
A「来週いっぱい」

みたいに。
なので、Qを変えれば、Aが変わる。
Qを他人の視点で変えてもらえればAが変わり、
自分の行動が変わる。これがコーチングの効果です。


日々、人は自分にQを投げかけていますが、

自分の嫌な面であったり苦手な面については、
Qを出さないですよね。だって自分で自分を苦しめるから。

そこを、客観的にQを出してもらうことには、とても意味がありますね。

スポーツ選手や凄腕経営者など、みんなこぞってコーチをつけているそうですが、
なぜ大金を払ってでも優秀なコーチを雇うのか、とてもよく分かりました。


で、コーチを雇うにはどれぐらいのお金が必要かというと、
半年で60万円から100万円程度だそうです。

高い!!
でも、まあ価値を考えると高いともいえないですね。


で、そこで研修の講師が提案したのは、
雇うのではなくて、誰かと相互にコーチングをしあうことでした。

ということで、相互コーチングのパートナーを探します。