毎日が経営学

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クリスマスにコンビニでケーキ用スプーンの本数を聞かれて思ったこと

クリスマス、家でバリバリとゲームをしていたんですが、
やっぱりクリスマスはケーキとチキンが食べたいなと思い、
夜にコンビニに買いに行きました。

独身で、彼女もいないため、当然チキンはひとつ。
ところが、スイーツが大好きな僕は、
いちごのショートケーキとチョコケーキが1つずつ入っている、
合計2個はいったケーキをレジに持って行ったんです。

そうすると、
店員さんは、
「スプーンは、1つでしょうか?2つでしょうか?」
と言いました。
私は・・・
「ん、2つお願いします」
って言ってしまいました。 笑




もちろん1つで大丈夫なんですが、
なぜ2つって言ってしまったんでしょうね・・・
しょうもない見栄でしょうかね・・・笑


でも、あとから冷静になって、店員さんが言った
「スプーンは、1つでしょうか?2つでしょうか?」
っていうこの質問の仕方、最悪だなって思ったんです。

スプーンが何本必要かを聞くパターン

スプーンが何本必要なのか知りたい場合、
質問する方法はいくつもあると思います。
考えられるパターンとしては、

  • 「スプーンは、1つでよろしいでしょうか?」
  • 「スプーンは、2つでよろしいでしょうか?」
  • 何も聞かずに1つ入れる
  • 何も聞かずに2つ入れる
  • 何も聞かずに1本も入れない
  • 「スプーンは、1つでしょうか?2つでしょうか?」


質問をしない方法も含めて、6パターンぐらいが考えられます。


一つずつ、聞かれた側の心理を分解してみます。


「スプーンは、1つでよろしいでしょうか?」
こちらは、
「はい」か「いいえ」で答えることになります。
「はい」と答えて1本入れてもらうことは、ちょっと嫌かもしれませんが、
まあ少し嫌な程度でしょう。
もし、2本必要な場合は、
「いえ、2本入れてください」とドヤ顔で言うことができます。


この質問の仕方は、まあ良いんじゃないでしょうか。




「スプーンは、2つでよろしいでしょうか?」
これにも、こちら側は
「はい」か「いいえ」で答えることになります。
本当に2本必要であれば、元気よく「はい」と答えればよい。
でも、もし1本しか必要じゃない人も、
「はい」と言ってやりすごすことができる。
わざわざ、「いいえ、私は1本だけで結構です」と訂正することはしないでしょう。


ということは、必要な本数が2本であれ1本であれ、
「はい」と答えることが良い選択であり、
この質問の仕方は、かなり良いと思います。


何も聞かずに1つ入れる
何も聞かずに2つ入れる
何も聞かずに1本も入れない

これも、特に質問はせず、家に帰ってみて1本入っていようが、
2本入っていようが、0本であろうが、
そんなに大差ないでしょう。
であれば、何も言わずに2本ぐらい入れておくのが良いのではと
思いますね。


「スプーンは、1つでしょうか?2つでしょうか?」
この質問。
私がクリスマスの日にコンビニ店員から受けた、質問です。
この質問は、「はい」「いいえ」で答えられないんですよ。
「1本お願いします」か「2本お願いします」のどちらかを答えないといけない。


「1本お願いします」と言う場合
1本ですと申告しないといけない。心理的負荷は大きいですよね。
「2本お願いします」と言う場合
2本必要な場合はドヤ顔で言うことができますが、
もし1本しか必要じゃないのに正直に1本を申告するのがいやな場合、
「2本」と見栄をはらないといけない。


つまり、1本しか必要じゃない人の場合では、
「1本お願いします」と言う場合も、「2本お願いします」という場合も、
両方嫌なわけですよ!

この質問の方法は最悪ですよ!!!!


顧客へのたった1つの質問であっても、
気を配って不快な思いをさせないようにしないといけないよ!
と、思ったエピソードでした。